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courrier japon
最近定期購読する雑誌が無くなっていますが、そんな中
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この雑誌クーリエ・ジャポンだけは創刊から毎月購読しています。
今の雑誌は特集号的、例えば物や人物など、ある一定の事柄に特化した物になっていると思いますし、その中身で売れ行きも左右している様に思います。
雑誌という感覚では無くなって来ている様に思います。
そんな中、色んな情報がかなりフラットに扱われているけど、とても面白い雑誌がこれです。前回はそれ程でもなかったけど、現代のITが進んだ状況の中、世界での出来事は他人事ではなくなって来ている様に思います。とはいえ、この雑誌を読んだからと言って何が出来るという事ではないのですが、常に広い視野で物事は考えて行きたい所です。
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こちらも先日購入した高城剛の70円で飛行機に乗る方法です。いつも本を購入して思うんですが、書き手が膨大な金額を費やして書き上げた本、その内容や考え方を読み手は数百円で購入出来、数時間でそれらを吸収する事が出来るので、とても得をした感じです。
後はそれをどう自分のフィルターを通して、実践出来るか。ここが一番肝心ですね。

以前の住宅の続き

現在進めている計画の敷地が田舎の農村地。
辺りは田畑、それ以外は特に手がかりは無し。
敷地も宅地申請をした場所なので、当然現在は畑です。
そんな中、当初から考えていたのは等価性。
それが少しづつ変わって来ています。
お施主さんの要望に特徴はなく、強いていうならば中庭が欲しいとの事。
畑の中に自然に住宅を建てる事を考えると、とても不自然な気がした。
かと言って不自然に建てる事を考えると、そのまま不自然な気がした。
等価に扱いたいという考えから、不自然さと自然さを共存させたいと思った。
不自然に建てる事が自然で、自然に建てる事が不自然な状態を等価に出来ないかな。

お施主さんは庭が欲しいと言っているけど、畑やそれ以外の場所全てがとても魅力的で庭その物だと思った。でも庭が欲しいのか…
でも、こんな中であえて庭を作る事は不自然な気がしてきて良いかもしれないな。
塀を作るというのはどうだろう。
境界線を作る事はともて不自然に思えた。塀は往々にして境界線を作っていて、確固たる領域を示している。都会ではそれが自然に存在しているし、所狭しと境界と建物の間を張り巡らしていく。
そんな塀を田舎の農村地に作る事はとても不自然だけど、少し面白いと思えた。境界と建物の距離間や、あり方を少し変えて行くと、なんとなく面白いのでは、そんな中に自然に住宅を設える事は出来ないかなと思う様になった。
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この写真は近所にある残された塀。いや、住宅が無くなった状態とも言えるかな。僕はこういう状態が結構好きです。そこにあった物がなくなると、不自然なんだけど、自然で、何か色んな事を想起させてくれます。そこにどういう物が建っていたのか、周辺の建物の高さや窓の位置などから、なんとなく想像したり、生活はどういう物だったのか、塀の汚れ具合から住宅との距離など。無くなった状態は常に在る状態に近いと思うからです。
僕も何かを考える時に、無くなる事を考えますし、その状態の方がより魅力的に感じます。
この写真では塀なので2m程の高さですが、今回計画している物は高い所で4m強あります。結構高いです。塀というより、壁です。住宅のスケールに近づいて欲しいのかもしれませんが、出来るだけ等価な状態を目指した結果かなと思います。
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この写真は器です。出来れば、器の様な状態であって欲しいと思っています。
料理をそのまま出されると不自然だけど、器の上に盛りつけられていると自然かなと思って、そういう所を目指しているんだと思います。
図面を書いてしまうとかなり固定されてしまった感じが出て来ますが、なんとかこういう状態に近づきたいと思っています。

不自然な状態の中に自然な状態を設ける。色んな要素がスケールも含めて等価になって欲しいです。
RCで出来た器の中に木造の軽い状態の機能が置かれる。内実はあるのに不在を目指しています。
まだまだ既視感と戦っています。
あとひとふんばり、いやむしろふんばらない方が良いのかな。
メルトダウンする一歩手前。
あ〜もっと先に行きたい。もっと、もっと。
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by aki_miyagawa | 2008-06-14 06:20
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